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エクステリア・ガーデン設計施工のリアガーデン

スタッフブログ

日本一の芝の産地・つくば。「つくばグリーン」や「TM9」など、話題の芝をご紹介!

更新日 : 2021.06.09
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今シーズンは梅雨入りが早まるかと思いきや、
6月に入ってからも
比較的良いお天気が続いております。

若葉が青々と茂る季節となりましたが、
皆さん、お庭の植物の調子は
いかがでしょうか?

コロナ禍の現在、
ご自宅で過ごすことが多くなると
お庭のリフォーム、
「リガーデン」を検討される方も
多いのではないかと思います。

化粧砂利や人工芝は
お手入れがほぼ不要という点では
大きなメリットがありますが、
やっぱり、何か味気ないな…
と思われる方、
結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 
 

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今回、芝が旺盛に生育するシーズンに合わせて
日本一の芝の生産地であるつくば市に
芝の品種の視察に行ってまいりました。

(全国の芝の生産量の約半分は茨城県産、
そのうち約8割はつくば産だそうです)

これから新築外構をご検討の方、
またはリガーデンで芝貼りをご検討の方、
天然芝は是非「品種」で選んで頂きたい!
 
 

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一言で「芝」と言っても、
よく見ると葉の太さや葉の色は
品種によって異なり、
それが芝生の「面」として展開すると
お庭全体の印象が変わってきます。

加えて、芝を貼る場所の日当たりや
お手入れの頻度をどうするかによっても
芝を選び、使い分けることができます。

つくば産の新鮮で良質な芝を
手軽に入手できる茨城県南エリアの皆さんに
是非、つくば産の天然芝の魅力を
お伝えできればと思います。
 
 

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まずはこちら。
茨城県つくば芝振興協議会の
パンフレットの表紙に掲載されている
つくばで生まれた芝の品種の
イメージキャラクターたちです。

左から「つくば姫」「つくば輝」「つくば太郎」。

これらは、
つくばで生まれた芝の品種名です。
早速、これらの品種について
ご紹介していきます!
 
 

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上の写真の芝は「つくば姫」です。

その名の通り、
「ヒメコウライシバ」の改良品種。
葉の幅が細く、
芝の面がとても緻密で繊細な印象です。

春の萌芽が早く、
冬枯れもの時期も遅いため
芝が緑の状態にある期間が長い
という特徴があります。
 
 

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こちらは「つくば太郎」。

(刈った後の葉の処理が間に合わず、
写真全体が白っぽく写っております…)

つくば太郎は「ノシバ」の改良品種です。
「つくば姫」と比較すると、
とても力強い印象ですよね。

生育旺盛でしっかりとしたマットを形成し、
耐陰性に優れ、
日陰にも強いという特徴があります。
 
 

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↑つくば姫

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↑つくば太郎

 
こうして比べてみると
印象が全く違いますよね。

繊細できめ細やかな芝→ 「つくば姫」

力強く、青々とした芝→ 「つくば太郎」

という印象になると思います。


今回「つくば輝」は
生産が追いついていない状況で
写真撮影が叶いませんでしたが、
概ね、個人邸のお庭に貼る芝は
つくばシリーズの中では
「つくば姫」「つくば太郎」
の2品種だそうです。
 
 

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一方、こちらは
「つくばグリーン」という品種。

「つくば姫」「つくば太郎」とは、
また趣を異にする雰囲気です。

つくばグリーンは「ノシバ」の改良種。
「つくば太郎」もノシバの改良種で
葉色は青々としていますが、
「つくばグリーン」は更に
青の色味が強いのが特徴です。
 
一般的なノシバに比べて
葉の長さが約6割程度と短く、
その分、芝刈り回数を軽減できます。
 
また、つくば太郎同様、
耐陰性に優れ、
日陰にも強いのが特徴です。
 
 

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↑つくばグリーン

 
写真よりも、
実物の方が「青い!」と
実感頂けると思います。

見渡す限り、芝の圃場が広がるエリアで
「つくばグリーン」の青さは
やはり目を引くものがあります。

リアルに、「隣の芝生は青い」!
 
 

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↑TM9

 
そして上の写真が
近年お問い合わせが急増している
「TM9(ティーエムナイン)」です。

何と言っても、芝刈りの頻度が
一般的なコウライシバの2分の1程度
というのがTM9の最大の特徴です。

今シーズンは特にTM9の出荷量が多いそうで、
広々としたTM9の圃場の写真は
撮影することができませんでした。

このTM9、ご存じの方も多いと思いますが
トヨタ自動車が開発した
コウライシバの改良種です。

https://www.toyota.co.jp/tm9/index.html
 
 


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つくばシリーズの4品種の葉を
並べて比較するとこのような感じです。

「つくば太郎」と「つくばグリーン」は
同じノシバの系統であるため、
葉の葉が広く、しっかりとしています。

一方、「つくば姫」の葉はとても細く、
繊細な印象ですね。

因みに、葉の「長さ」は
圃場の刈り込み頻度で異なるため、
あまり気にしないで見て頂きたいです。

そしてやはり際立つのが
「つくばグリーン」の葉色。

肥料の種類や施肥の頻度などで
葉色も若干変わってきますが、
青みがかった濃い緑の葉色は
一際目を引きます。


下の表に、これまでお伝えした内容をまとめました。
 
 

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そして、芝選びの重要なポイントのひとつ、
芝の「お値段」について。

ホームセンターで購入できる
一般的な「コウライシバ」と比較すると、
大まかではありますが

「つくば姫」「つくば太郎」は約 1.3倍、
「つくばグリーン」は約 1.6倍、
「TM9」は約 3倍 となります。

 
TM9は特に割高な印象ですが、
それでも人気は衰えるどころか、
年々認知度も高まり、
弊社も施工する機会が増えています。

皆さん、忙しい日々を過ごされる中で、
ご自宅のお庭に天然の緑を求められていることを
ひしひしと感じます。


広々とした面積に芝を貼る際は、
この単価の差がかなり効いてきますが、
さほど広くない場合、
初期投資は通常のコウライシバより掛かりますが、
お好みの芝の見た目や、
メンテナンスの頻度に合わせて、
芝の品種を選ぶ価値は十分にあると思います。
 
 

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最後に「天然芝」と
「その他のお庭を覆う素材」との比較について。

例えば、近年人気が高まっている
「人工芝」ですが、
個人邸に敷設する人工芝の耐用年数は
約 8~10年と言われています。

人工物である以上、
劣化は避けられません。

そこで、
10年後のご自身のライフスタイルを
イメージしてみて

・人工芝を再び張り替える
・砂利を敷く
・インターロッキングなどを敷く
・劣化した人工芝をそのままにしておく…

など、いくつかの選択肢があると思います。


ライフステージに応じて
ご自宅をリフォームするように、
お庭もゆくゆくは
リガーデンを行うことになる、
ということも考えながら
庭づくりを考えると良いと思います。
 
 

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もちろん、これは
「天然芝」をお庭に貼った場合にも
当てはまります。

いくら省管理型のTM9といえども、
全く手入れを行わなければ、
青々とした芝のカーペットは望めません。


お客様ご自身のライフスタイルや家族構成、
ご予算、その他様々な条件によって、
当たり前のことですが、
最適なお庭のスタイルは異なります。

理想の庭のイメージ、
そしてこれから先、
庭とどのように関わっていくか。

数ある条件の中で、
何を最優先したいかを整理した時、
「つくば産の天然芝」が
候補のひとつに挙がることがありましたら
本当に嬉しい限りです。


弊社では、
今回ご紹介した芝の品種は
全て施工可能となっております。
気になる芝の品種がございましたら、
お気軽にお問合せください。
 
 

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