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【メインツリー】 ヤマボウシ Cornus kousa 〈落葉広葉樹〉

更新日 : 2021.07.03
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平らに、上向きに、
ぎゅうぎゅう詰めで咲いております。
落葉樹・シンボルツリーの代表格、
ヤマボウシです。

茨城県南ではちょうど今頃から、
ヤマボウシの樹冠が白く覆われてきます。
とても優雅で日本的な花姿、
やっぱりいいものですね。
 
 

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街路樹や公園、個人のお庭でも
おなじみのヤマボウシ。
本州・四国・九州の山地の
林内や草原に自生しています。

有名なのは神奈川県・芦ノ湖周辺の
駒ヶ岳や三国山の自生地。

一度は訪れて、
ヤマボウシの花を全身で浴びてみたいです。
 
 

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茨城からは遠くなってしまいますが、
長崎県・雲仙の九千部岳も
ヤマボウシの見事な自生地です。

吉野山の千本桜、とまではいきませんが
山の斜面にヤマボウシの花々が
見事な模様を描き出します。
興味のある方は是非九千部岳へ!

行くのはちょっと…
と思う方はネットで是非、画像だけでも
検索してご覧になってください。
一見の価値あり、です。
 
 

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ヤマボウシの花付きは表年と裏年があり、
2~3年に一度、
表年が巡ってくるそうです。
今年はどうでしょうね、楽しみです。

そして先程から花のことばかり
話題にしていますが、
花のように見える、
4枚の白い部分は「総苞片」。
花は、中心部にある黄緑色の部分です。

黄緑色の球形の部分に、
小さな花が20~30個、
密集して付いています。
 
 

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ヤマボウシの樹高は
自生地では5~15mほど。
庭木では2~3mほどのものが主流です。

上の写真は太い幹が1本で立つタイプ。
青空と白壁によく映えます。
 
 

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こちらは株立ちです。
近年は個人のお庭では
株立ちが多く見られます。
1本でナチュラルな風景が形成されやすく、
重宝します。

特に株立ちの場合、
ヤマボウシの自然樹形はやや盃状。
株全体のフォルムが
すっきりしているのが特徴です。
 
 

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花はまさに今、
5~6月頃開花します。

咲き始めの花は
小ぶりでクリーム色を帯びています。
この花姿もとても愛らしいですね。
 
 

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同じミズキ科ミズキ属で、
先日ご紹介したハナミズキは
花は葉と同時、
または花が先に展開しますが、
ヤマボウシは葉がしっかりと茂ってからの
開花となります。

この葉色と真っ白な花色とのコントラスト、
一際目を引きますね。
 
 

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葉姿もまた清々しいヤマボウシ。
葉脈が深く入り、
葉の縁が小さく波打ちます。
 
 

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そしてヤマボウシは花のみならず、
実もかわいいです。

直径1cmくらいの
丸くて赤い実がポンポン付きます。
食べると、少し甘い…
美味しい!という感じではありませんが、
果実酒などで楽しむ方もいらっしゃいます。
 
 

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何だかイチゴみたいですね。
この赤い実をよく見てみると、
つぶつぶの模様が入っていますよね。

この模様のひとつひとつに、
小さな花が付いていたのです。

ということで、この赤い実は
白い4枚の総苞片の中心に小さく付いていた、
黄緑色の部分。
よく見てみると面白いですね。
 

ヤマボウシの赤い実は
ニホンザルや野鳥たちの大好物。
確かに、触ってみるとわかるのですが、
少し柔らかくて果肉たっぷり。
動物たちも食べやすいのでしょうね。
 
 

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そして更には紅葉も。
赤い実と紅葉のコンビネーション、
たまりません。
 
 

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茨城県南エリアでも
紅葉の赤がしっかりと乗るのも
またヤマボウシの素晴らしいところ。

これだけ見どころが揃ったら、
もう植えるしかないですよね。


植え付け場所は
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
ハナミズキ同様、
うどんこ病にかかることがありますが、
さほど心配するほどではありません。

花は上向きに付きますので、
樹高が高くなるほど、
花が見づらくなります。
(2階からは抜群の眺めです)

どのアングルから花を楽しむか、
考えながら適宜剪定を行うのも
また楽しみの一つです。

性質は強靭ですので、
初めてお庭に樹木を植える方でも大丈夫。
ヤマボウシ、
季節を通して楽しめる逸品です!
 
 

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