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【メインツリー】 エゴノキ Styrax japonica 〈落葉広葉樹〉

更新日 : 2021.07.03
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星形の花が鈴なりに!
今も昔も変わらぬ人気を誇るエゴノキ。
ちょうど今頃、
爽やかな気候の5月に咲き誇ります。

庭木として不動の人気を誇る落葉樹、
エゴノキをご紹介します。
 
 

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エゴノキは日本各地の雑木林や山地の谷間、
小川のほとりなどに自生しています。

いきなり余談ですが(^^;)、
エゴノキの自生地で覚えているのは、
学生時代に登った鹿児島の宮之浦岳です。

突如姿を現す奇岩たちに感激しながら、
足元に目を向けて登っていくと、
星形の可愛らしい花が点々と落ちていて、
見上げると満開のエゴノキがあちこちに。

こんな山地によく根付くものだ…
と感心したのを覚えています。


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そして、
「令和」で話題になった万葉集ですが
エゴノキも万葉集に詠われている
植物のひとつ。

これだけ特徴のある花姿で
人里近くに育っていれば、
万葉の人々が歌に詠むのも納得です。


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この花付き、素晴らしい!
花の時期はまさに圧巻です。

樹高は、自生地では7~8mになりますが、
「小高木」のジャンルですので
庭に植えても勢いよく
大木になることがありません。
植木としては樹高2~3mの流通が一般的です。

また、幹もあまり太くならず、
株立ちを形成しやすい樹種です。


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葉は比較的小さめで、
株姿は全体的に軽やかな印象。

雑木の庭の定番樹種ですが、
特にナチュラルモダンの建物との
相性抜群です。


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樹形も乱れにくく、
剪定の手間もさほどかかりません。

枝のボリュームが出てきたな、
と思った時は、
株立ちの場合は内向きに伸びた枝をカットし、
全体の大きさを剪定で整えればOKです。


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花が終わってもかわいいのは
こちらの実。
実には「サポニン」という
有毒物質が含まれています。

野鳥のヤマガラはエゴノキの実が大好物。
サポニンが含まれる果皮部分を
上手に取り除いて食べるのだとか。
しかも中の種子は硬い殻で覆われています…。

エゴノキをお庭に植えた際は、
是非ヤマガラの「執念」をお見逃しなく!


(大変な思いをして取り出した種子、
 ヤマガラはこれを一旦、
 土の中や樹皮の割れ目などに貯蔵して
 食料の少ない冬や早春に備えるそうです。

 そして、隠し場所を忘れたまま、
 エゴノキの種子は発芽。
 自然のメカニズム、本当に面白いです)


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更に、この不思議な形の、
バナナの実のような、花のようなもの。

これは「エゴノネコアシ」と呼ばれる
虫えい(虫こぶ)です。
エゴノキの冬芽に、
エゴノネコアシアブラムシが寄生してできるもの。

想像するとちょっと気持ち悪いのですが、
アブラムシは、8月には次の寄生先である
アシボソ(イネ科の植物)に引っ越します。

この虫えいは毎年できるわけではなく、
アブラムシも気が付くと
出て行ってしまうので、
さほど気にする必要はありません。
 
 

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エゴノキの紅葉も
鮮やかな黄色で美しいです。

本当に年間を通して
見どころ満載のエゴノキです。
 
 

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花は鈴なりに下がって咲きますので、
樹高が見る人の背より高くなっても
見上げれば、
目の前に愛らしい花姿があります。

育てやすく、軽やかな雰囲気のエゴノキ、
おすすめです。
 
 

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