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【メインツリー】 ソヨゴ Ilex pedunculosa 〈常緑広葉樹〉

更新日 : 2021.07.03
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ゴールデンウィークの中盤は
ぐずついたお天気が続いております。
令和初日もしっとりとした一日でした。

植物たちはここぞとばかりに
新芽をぐんぐんと伸ばし、
ハナミズキもどんどん花開いて
気持ちがいいですね。

本日ご紹介するのは、
シンボルツリーの「真打」。
上の写真のような愛らしい実を付け、
しっかりとその主木の役目を務めあげる
ソヨゴをご紹介します。
 
 

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「シンボルツリー選び」に際し、
お客様に最も多く頂くご要望は
「手入れが楽であること」。

近年は共働き世帯が多く、
たくさんの樹木を庭に植え、
年1~2回植木屋さんに剪定してもらう、
というライフスタイルを選択するご家庭も
少なくなっています。

そのような現代の潮流に
ぴたりとはまるのが「ソヨゴ」です。
断言しましたが、
恐らく間違いないと思います。
 
 

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・常緑で、年間を通して美しい葉が楽しめる
 (=年間を通して目隠し機能を果たす)

・生長が比較的ゆっくりで、
 剪定の手間があまりかからない

・性質強靭で病虫害がほとんどない

・秋から冬にかけて、愛らしい実を付ける

・単幹のものから株立ちまで、流通量が多い
 (=手頃な単価である)

…もう十分すぎるほどのセールスポイント。
 
 

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ソヨゴの自生地は、
本州~九州、中国、台湾。
そのうち、本州の太平洋側の北限は
茨城県とされています。
ですので、茨城県南エリアでは
十分に冬越し可能です。

自生地で
は山地の乾いた林内や林縁に育ちます。
耐陰性もありますので、
お庭の北側に植えても大丈夫です。

樹高は3~7mほど。
元々「小高木」のジャンルですので、
他の高木シンボルツリーに比べると
こぢんまりとまとまります。 
 
 

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そしてやはり、
サクランボを更に小さくしたような、
つやつやとした赤い実。

ソヨゴは雌雄異株ですので、
シンボルツリーを購入する際、
実を楽しみたい方は
「雌木」を指定しましょう。

逆に、実が付いて
鳥などが食べに来るのが嫌だ…
というお客様も、
稀にですが、いらっしゃいます。

その際は「雄木」指定をすると、
流通量は雌木よりも
ぐんと少なくなりますが、
手に入ります。
 
 

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花はとても小さく、
雄花も雌花も直径0.5cmほど。
初夏にひっそりと咲きます。

ひっそりすぎて、
逆に見つけた際は嬉しくなります。
上の写真は雌花です。
 
 

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こちらは雄花。
しっかりと花粉が確認できます。
(雌花のには、退化した雄蕊が付いています)

大まかな判別法としては、
雄花の方が花付きが良い印象で、
雌花はぱらぱらと咲きます。
小さな花ですが、
よくと見ると、愛着が沸きますね。
 
ソヨゴは現在流通量も豊富で、
最もメジャーなシンボルツリーとなりました。

本当に、育てやすい。
優等生すぎて、こちらが恐れ入るほど。

ですので、植物の手入れが面倒だけど…、
とシンボルツリーの導入に
二の足を踏んでおられる方、
是非ソヨゴを植えてみてください。
おすすめです!
 
 

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