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【中木】 プリペット(セイヨウイボタノキ) Ligustrum sinense 〈半常緑広葉樹〉

更新日 : 2021.07.05
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「プリペット」、何の名前だろう?
という感じの響きですね。

日本に自生するネズミモチや
イボタノキの仲間です。
近年私たちの身近に
たくさん植えられるようになった
プリペットをご紹介します。
 
 

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日本で広まった「プリペット」という名前、
実は「プリベット(privet)」の誤りなのです…

(「privet」は、
英語で「イボタノキ」を意味します。)

しかし今や日本では広く
「プリペット」の名が広まってしまい、
訂正される動きもないので、
このまま「プリペット」で話を進めます。


プリペットは近年、
オープンスペースから個人邸に至るまで、
様々な場所で用いられるようになりました。

常緑性の中木で
柔らかな雰囲気を醸し出す株姿が
日本人に広く受け入れられたのだと思います。
 
 

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中国・台湾・ベトナムが原産のプリペット。
学名の種小名「sinense」からも
そのルーツがわかります。
(sinense=「中国の」)

原産地をみてもわかるように、
プリペットは亜熱帯の気候を好みます。
ですので、都心や神奈川、千葉などでは
冬場も常緑の姿を保ちますが、
それらの場所より冬の気温が下がる
茨城県南エリアでは、
冬期は半常緑の姿となります。
 
根付いた状態であれば、
冬の寒さで株が枯死することはありません。
冬に葉を落とし始めたからといって、
「枯れたかも!?」
と慌てなくても大丈夫です。
 
 

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上の写真は4月に千葉市内で
撮影したものです。
ほぼ常緑の状態で冬越ししていました。
鮮やかなライム色の大株、
本当に見事ですね。

プリペットは自生地では
2~7mにまで生長するそうです。
日本で育つ大株は、
せいぜい2~3m程度の樹高だと思います。
 
 

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上の写真は低い生垣状のプリペットです。
プリペットには刈り込みにも耐えるため、
生垣用の中木として広く普及しました。

確かに、従来の日本の生垣といえば…
ヒイラギモクセイ、ツゲ、マサキ、
レッドロビン等。

プリペットの小葉で柔らかい枝ぶり、
そして葉色の明るさはやはり魅力的です。
 
 

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生垣用として最も普及したのは
「シルバープリペット」と呼ばれる、
白斑の品種です。

一方、近年は
ホームセンターの園芸コーナーに
黄斑のものや、
葉全体がライムイエローの品種が
大鉢で販売されるようになってきました。
‘レモンアンドライム’が
代表的な黄斑の品種です。 
 
 

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また、これとは別に
‘レモンライム’という名称で
斑の入っていない、
ライム色の葉色の品種もあります。 
ややこしいですね…。
 
 

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性質はとても強く、
病虫害も殆ど見られません。
枝が徒長した場合は
適宜カットすれば大丈夫。
それ以外は殆どメンテナンスフリーです。
 
 

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そして!生垣に仕立てると
枝をカットしてしまうため、
あまりお目にかかれないのですが、
自然樹形で育てると、
この美しい花も楽しめます。

個人的には、
イボタノキやプリペットの花が大好きです。
主張しすぎず、
気がつくと初夏にひっそり咲いています。
 
 

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上の2枚の写真は、
基本種のLigstrum sinense(緑葉)の
満開の花です。

白斑や黄斑の品種は、
カラーリーフプランツとして
葉が主役になりがちですが、
緑葉の花が咲くと、
白花がグリーンに映えてこれもまたよし!
ですよね。
 
 

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こちらはプリペットの実!
小さな葡萄の房のよう。
なかなか味わい深いですよね。
鳥もよく食べてくれます。

花や実、自然樹形を楽しむもよし、
生垣にして優しい葉姿を楽しむもよし。
様々なシーンで大活躍のプリペット、
是非育ててみてください。
 
 

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