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【草本類】 アスチルベ Astilbe ×arendsii 〈落葉多年草〉

更新日 : 2021.07.05
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ふわふわとした小花が、
ピラミッド状の穂になって咲き誇るアスチルベ。
近年ますます人気が出てきました。

清楚なものから自己主張の激しいものまで
何でもあり!と言ってしまえば投げやりですが、
本当に、アスチルベの品種の進化はすごい。
そして切り花としても大人気です。


(余談ですが、2年ほど前、
 北川景子さんが出演する腕時計のCMで、
 大量の花束を抱えた人たちと
 北川さんがすれ違うシーンがあり、
 そこにアスチルベのペールピンクの切り花が
 ふんだんに使われているのを見て、
 アスチルベの切り花、いいなあ!
 と思ったのを覚えています)


それはさておき、この時期、
芽吹きを迎えたアスチルベをご紹介します。
 
 

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アスチルベの原産地は北米と東アジア。
日本にも6種の原種が自生しています。

そのうち、イヌショウマ(Astilbe japonica)は、
現在世界で大量に流通している
アスチルベの交配親のひとつです。


アスチルベの品種改良は、
主にオランダとドイツで先行して
進められてきました。

アスチルベの学名にもある「arendsii」は、
ドイツ・アレンズ商会の
George Arends氏の名前に由来しています。


ここでアスチルベの交配親のひとつ、
イヌショウマの画像がなくて残念なのですが、
とにかく品種改良は重ねられ、
素晴らしい花色、花付き、
性質強靭な品種が生み出されてきました。
 
 

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日本に自生する原種のアスチルベは
やや湿った場所に育つ場合が多いのですが、
近年流通しているアスチルベの品種は
普通に花壇に植え込んでも
全く問題なくなりました。

夏場に極度に日に当たると
葉焼けを起こすことがありますが、
殆どの品種はその程度では枯死することなく、
また翌年芽吹いてきます。
 
 

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アスチルベの葉は
上の写真のように中心の葉軸の両脇に
小葉を付ける「複葉」タイプ。
この葉姿もとても涼やかで
風情がありますよね。

近年ではアスチルベ‘カラーフラッシュ’や
‘カラーフラッシュ ライム’のように、
花のみならず、
素晴らしい発色のカラーリーフプランツとして
品種改良されたアスチルベもあり、
ますます目が離せません。

その他の、
花を愛でるアスチルベの品種も
秋には葉が美しい黄色に色づきます。
 
 

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カラーリーフのアスチルベでなくとも、
新芽が赤みを帯びる品種が多いアスチルベ。
いよいよ春だなあ、と
思わせてくれる芽吹きです。


植え付け場所は、
日当たりの良い場所の方が
花付きが良くなります。

先ほども書きましたが、
夏場に極度に日に当たると
葉焼けを起こしますので、
夏場は少し半日陰になるような、
高木の足元などが良いでしょう。

水分環境は、湿り気を帯びた場所でも、
普通の畑地のような場所でもよく育ちます。

しっかりと根付くまで水切れに注意し
株が充実すれば、夏場でも
水やりの必要はありません。
 
 

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花色は白から桜色、桃色、藤色、
濃厚なワインレッド、その他様々。

カラーリーフも新芽も紅葉も、
芽吹きから初冬の葉の色づきまで
存分に楽しめるアスチルベ、
お庭にいかがでしょう?
性質も強く、育てやすい逸品です。
 
 

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