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【中木】 ハナズオウ Cercis 〈落葉広葉樹〉

更新日 : 2021.07.06
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花盛りの日々、
いよいよソメイヨシノの次は…
サトザクラ、フジの花、ハナミズキ。
開花ラッシュで嬉しい限り!

今回ご紹介するハナズオウは
すでに開花を迎えています。
ちょっとユニークな花付きで
目を引きますよね。
 
 

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この花付き!
ハナズオウの花は
前年に伸びた枝や、幹にも
花をびっしりと集まって付けます。

枝全体がマゼンタピンクに包まれ、
初めて見ると、ちょっと驚きますね…。
 
 

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ハナズオウは中国原産ですが、
かなり古くから
日本でも植えられてきました。

上の写真のように樹形は自然と整い、
樹木は十分な年月を経ると
3~5m程度まで伸びます。
 
 

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ハナズオウの葉は光沢のあるハート形。
ひらひらと風に揺れる姿は
とても風情があります。

一方、ハナズオウの近縁種、
「アメリカハナズオウ(Cercis canadensis)」が
近年人気を集めています。
 
従来の中国原産のハナズオウは、
春の花を観賞するのがメインでしたが、
アメリカハナズオウの魅力は、
バラエティ豊かな葉の色。
どの品種もとても華やかな雰囲気です。
 
 

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まずハナズオウとアメリカハナズオウの
性質の違いから。

ハナズオウが「株立ち」の樹形になりやすいのに対し、
アメリカハナズオウは「主幹」があります。
樹高もハナズオウより一回り大きくなります。

上の写真は、
アメリカハナズオウ‘フォレストパンシー’です。
恐らくアメリカハナズオウの品種の中で
最もメジャーな存在。
このパープルリーフ、本当に見事です。

芽出しの頃は更に濃いパープルで、
季節を経て徐々に色が薄くなっていきます。
そして秋には葉色は赤みを帯び、
美しい紅葉の姿となります。
 
 

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上の写真は‘フォレストパンシー’の花姿です。
中国原産のハナズオウよりも若干淡い色合い。
こちらもまた風情があっていいですね。

アメリカハナズオウには、
他にもゴールドリーフ、
白い斑入りのもの、
濃い緑の照り葉のものなど、
様々なタイプが流通し始めました。

まだまだ成木で普通に
住宅地の庭先などに育つ姿は
見たことがありませんが、
きっと近い将来、
更に普及していくと思います。
 
 

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一方、こちらは中国原産ハナズオウの白花種。
花色が変わるとこんなにも印象が変わるとは。
とてもすっきりとした花姿ですね。
 
 

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ハナズオウはマメ科の植物。
ちゃんと「さや」に入った種が付きます。

植え付けは日当たりの良い場所がよいでしょう。
日陰に植えると花付きが悪くなります。
土壌はさほど選びません。
性質強靭で樹形も自然と整うため、
あまり手間のかからない植物です。

びっしりと付いた花姿を楽しむもよし、
様々なカラーリーフの中から
お好みの品種を選ぶもよし、
花色にこだわって選ぶもよし。

様々なハナズオウの楽しみ方、
ご自宅のお庭でも是非!
 
 

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