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【低木】 ローズマリー Rosmarinus 〈常緑広葉樹〉

更新日 : 2021.07.06
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皆さんご存知のローズマリーです!
フレッシュでもドライでも使え、
特に肉料理に用いると、
ご家庭でもワンランク上の
味付けになりますよね。
今回は管理しやすい
「立性」のローズマリーをご紹介します!
 
 

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立性ローズマリーのいいところ…
それはとにかく管理しやすい!
ということです。

匍匐性のローズマリーが
石垣に沿って育ち、
馴染む姿もまた良し、なのですが
定期的に剪定を行わないと、
いつの間にか石垣全体を覆ってしまいます。

その点、立性は通常の低木同様、
その場で草丈と葉張りが
サイズアップしていきます。
 
 

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上の2枚の写真は、
つくば市の商業施設と
マンションのエントランスにある
立性ローズマリーの植え込みです。
こんもりと茂った株姿、立派!

マンションの植え込みのため、
住人がローズマリーの枝を切って料理に使う、
ということはなさそうで、
純粋に「低木」として
植えられたのだろうと思います。
このようなローズマリーの使い方も
とても良いですね。
 
 

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一方、ご家庭でローズマリーを植え付ける場合は、
やはり料理などに使う目的が大きいと思います。

立性ローズマリーの手入れとしては、
料理用に枝を適宜切り取っていれば
それが剪定の役割を果たすため、
その他の手入れはほぼ無いと言っても良いでしょう。
 
 

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ローズマリーは地中海沿岸が原産。
ラテン語で
「海のしずく(ロス・マリヌス)」が転じて
学名のRosmarinusが付けられたそうです。

海岸沿いに自生していたことに加え、
その青い花色も命名に由来していると思います。
耐潮性はもちろんあり、
乾燥にも強い反面、過湿は苦手です。


日当たりと水はけのよい土壌、
乾燥気味の水分条件を好みますので、
一度根付いてしまえば
殆ど管理の手間はかかりません。
樹高は何も剪定しない場合は
1m近くまで生育します。
 
 

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もしご自宅に植え付けたローズマリーの株が
大きくなりすぎた場合は、
強い剪定を行うと良いでしょう。

強剪定は花が終わった後に行います。
(ローズマリーの花期は冬~春です)

その際、茎が木質化している場合は、
木質化した部分だけが残らないよう、
若々しい茎(枝)を残して剪定しましょう。
 
 

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最後にローズマリーの逸話について…
ローズマリーのエキスを抽出した水のことを
‘ハンガリアンウォーター’
と呼ぶことがあります。

中世のハンガリー王妃、
エリザベートⅠ世は
70歳を過ぎて老齢のため
体の不調を訴えていました。

その際、僧院から献上された
ローズマリー水を用いたところ、
みるみる若返り、
何と72歳の時に20代のポーランド王子から
プロポーズされたそうです!
激しく若返りましたね…。

肌を引き締め、
殺菌効果もあるハンガリアンウォーター、
興味のある方はご自宅でもぜひ(^^)
 
 

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