【グランドカバー】 ラミウム Lamium 〈落葉多年草〉
シルバーホワイトのメタリックな葉色、
本当に見事です!
しかし…葉緑素、あるの?
光合成できる?
とこちらが心配してしまうほど、
白の面積が広い葉姿。
あまり日当たりの良くない場所で
生き生きと育つところを見ると
大丈夫のようです(^^;)
半日陰や日陰の庭に最適なグランドカバー、
ラミウムをご紹介します!
日本で流通しているラミウムは主に2種、
上の写真のマツラクム種 Lamium maculatum と、
ガレオブドロン種 Lamium galeobdolon です。
マツラクム種は特に近年人気を博し、
ホームセンターのカラーリーフコーナーなどで
よく見かけるようになりました。
ラミウム・マツラクムの原産地は地中海沿岸。
特に夏場の日当たりを嫌うため、
植え付けは半日陰の風通しの良い場所が
おすすめです。
落葉樹の足元やホスタガーデンなどに添えると
マツラクム種の良さを
存分に発揮できると思います!
上の写真はラミウム・マツラクム
‘ピンクパール’です。
つくば市の商業施設の前庭に、
びっしりと密に地面を覆っていました!
紫色に色づいた葉は
冬の紅葉の名残り。
4月中旬に撮影した時は、
既に新芽が出揃っていました。
花色はローズピンクで、
春の終わりごろから咲き始めます。
草丈は花のない時期は10cm、
花茎があがっても20cm程度にとどまり、
地面を低く、密に覆ってくれます。
一方、ラミウム・ガレオブドロンは
ヨーロッパ~アジア西部原産。
原産地を比べてもわかる通り…、
ガレオブドロン種の方が断然、
日本(茨城県南エリア)では生育旺盛です。
斑の入り方はマツラクム種より
面積が狭いですが、
半日陰~日陰の場所でよく映える葉色です。
ラミウム・ガレオブドロンの別名は
ツルオドリコソウ。
その名の通り、
匍匐枝(ランナー)を伸ばし、
地面を瞬く間に覆います。
開花時には花茎が立ち上がり、
草丈20~30cmほどになります。
とにかく半日陰や日陰の場所でも良く育つ!
冬場は落葉しますが、宿根草ですので
春になるとまた芽吹いてきます。
バックヤードの雑草対策でお困りの方、
半日陰や日陰の庭で丈夫に育つ
グランドカバーをお探しの方などに
お勧めのラミウムです!