【低木】 バベリス・コンフューサ(マホニア・コンフューサ) Berberis confusa 〈常緑広葉樹〉
![イメージ](https://lia-garden.com/wordpress/wp-content/themes/site/images/2021/07/DSC_0973-scaled.jpg)
軽やかで涼しげなフォルム、
ここ10年ほどで随分色々な場所で
見かけるようになりました。
(因みに上の写真は、
龍ヶ崎市内のカフェのエントランスで
撮影しました)
名前はバベリス・コンフューサ。
これまで「マホニア・コンフューサ」
という名称で流通していましたが、
近年の研究で学名が変更になりました。
常緑品種で冬に黄色い花も付け、
一部紅葉もする、
手間いらずの人気種をご紹介します!
![イメージ](https://lia-garden.com/wordpress/wp-content/themes/site/images/2021/07/DSC_0982-scaled.jpg)
和名は「業平柊南天
(ナリヒラヒイラギナンテン)」。
古典の雰囲気が漂う和名ですが、
見た目はとっても現代風です。
ブルーがかった常緑の葉は細身で涼しげ。
和テイストの庭はもちろん、
モダンな建築や洋風の庭にも馴染みます。
原産地は中国西部。
茨城県南エリアではまず問題なく
露地植えで冬越しできます。
近年ネットやホームセンターで
出回っているのは
樹高が低いものが多いと思います。
樹高は最終的には1.5m程度まで
大きくなりますが、
生長は比較的ゆっくりですので、
剪定の手間は殆どかかりません。
![イメージ](https://lia-garden.com/wordpress/wp-content/themes/site/images/2021/07/pixta_36149720_L-scaled.jpg)
花は晩秋から冬にかけて開花します。
花の少ない時期に常緑で花も付ける、
とてもいい奴です!
病虫害もほとんどなく、
日陰でも十分生育します。
…ということで、短所が見当たらない!
近年店舗まわりやマンション、個人邸などで
急速に植えられるようになったのも納得です。
(名前に「ナンテン(難を転ずる)」
が付いているため、
これまで用いられてきたナンテンに代わり、
個人邸での需要も伸びています!)
![イメージ](https://lia-garden.com/wordpress/wp-content/themes/site/images/2021/07/DSC_1277-scaled.jpg)
更に!個体差もあるのですが、
冬には葉の一部が赤く色づきます。
何とも鮮やか!
(上の写真は12月につくば市内で撮影しました)
色づいた葉は落葉することなく、
また春を迎えます。
いいこと尽くし、優等生の
バベリス・コンフューサ、
あまり日の当たらない
お庭の一角などにいかがでしょう?
期待を裏切らず、
いい働きをしてくれると思います!