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【草本類】 エキナセア Echinacea 〈落葉多年草〉

更新日 : 2021.07.08
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「エキナセア、聞いたことがあるけれど、
こんな花だったのか!」
と思われる方(特に女性)、
多いのではないでしょうか。

メディカルハーブの代表格・エキナセアは
免疫力を高め、風邪の予防や膀胱炎、
産婦人科系の感染症治療に役立つと
いわれています。

一方、その「花」も近年注目度を増し、
品種改良によって様々な花色・花姿の
エキナセアが入手できるようになりました。

お庭でもとても頼れる宿根草、
エキナセアをご紹介します!
 
 

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エキナセアの別名は
「コーンフラワー(cone flower)」。
cone、つまり円錐状の花の芯の部分、
確かに目を引きます。

花弁のみならず、
この芯の部分の品種改良も近年進んでおり、
本当に目が離せません!


余談ですが、コーンつながりでもう一種。
トウモロコシのcornが由来の corn flower は、
ヤグルマギク(矢車菊)を指します。
こちらは欧米のトウモロコシ畑で
雑草として繁茂することから
この名が付いたそうです。
 
 

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花苗として最も普及しているのは、
上の写真のエキナセア・プルプレア
Echinacea purpurea です。

欧米では「パープルコーンフラワー」として
大変馴染み深く、
メディカルハーブとして用いられる
エキナセアの一種でもあります。

エキナセアの原産地である
北米のネイティブアメリカンは、
古来このエキナセアを風邪薬として、
また蛇に噛まれた際や古傷などに
外用薬としても用いていたそうです。
まさに万能薬!
 
 

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お庭でももちろん大活躍のエキナセア!
上の写真は
‘ストロベリー ショートケーキ’という品種です。
同じエキナセアでも表情がまるで違いますね。

プルプレア種で一際目を引いた
コーンの部分が影をひそめ、
「コーン」の部分が短い花弁状になっています。

プルプレア種が「一重咲き」品種、
このストロベリーショートケーキは
「八重咲き」品種です。
 
近年は花色や花弁の姿のバラエティに加え、
草丈が大型のものから矮性種まで、
様々な性質を持つエキナセアが
作出されています。
 
 

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こちらは‘コットンキャンディ’という
八重咲きの品種です。
花の中心部分がまるでカーネーション!
それぞれの品種に見応えがあり、
エキナセアファンは
日本でも増えつつあります。

原産地、北米では
日当たりの良い草原に育つエキナセア。
性質は強靭で育てやすく、
真夏の暑さや乾燥にもめっぽう強いです。
 
 

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こちらは‘ホットサマー’という一重の品種。
咲き始めは鮮やかなアプリコットオレンジ、
咲き進むにつれて濃いピンクから
徐々に赤みを帯びてきます。

エキナセアの花期は、
品種によって若干異なりますが
おおよそ初夏から夏の盛りまでです。

日本では盛夏に花付きが抜群の宿根草は
数えるほどなのではないかと思います。
その中でエキナセアの存在はとても大きい!
 
 

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1株から花が次々とあがってきますので、
花後、花がらを除去すると
更に後発隊の花が勢いづきます。

もしドライフラワーで
エキナセアを楽しみたい方は、
開花中に花茎を切り取り、吊るすだけ!

花弁の色は一重・八重咲き品種共に、
時を経て色褪せますが
一重咲きのコーンの部分は
かわいいイガグリの部分を
長期間楽しむことができます。
 
 

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更にうれしいことに、
エキナセアを庭に植えると
蝶が自然と集まってきます。

美しいエキナセアの花々と共に、
華憐な蝶の姿も楽しめる!
ご自宅のお庭がバタフライガーデンに
一歩近づきます。

日当たりの良い乾燥気味の場所が
お庭の中にありましたら、
是非エキナセアを植えてみてください。
おすすめです!
 
 

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