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【メインツリー】 オリーブ Olea europaea 〈常緑広葉樹〉

更新日 : 2021.04.23
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…自宅の庭でこの光景が見られたら、どんなにいいことか!
生の実を調理するのはかなり手間がかかりますが、観賞目的でも素晴らしい・・・
今やシンボルツリーの定番となったオリーブ。
改めてご紹介します!

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シルバーグリーンのすっきりとした細葉、白い外壁に合わせるとやはりいいですね!

常緑で乾燥にも強く、しっかりと育ってくれるオリーブは
やはりシンボルツリーとして重宝します。
年月を重ねるほどに樹木は風格を増し、その良さがどんどん増していきます。

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一見シンプルでどれも同じような姿をしているようですが、オリーブは栽培品種だけでも1500を超える品種があります。
樹形、葉姿、実付き、実の形、実の味…
各々に個性があり、シンボルツリーや実の採取用など、用途に合わせて選ぶと良いと思います。

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まずは「実」を楽しむオリーブから!
オリーブの木は基本的に、1本のオリーブでは結実しません。

「1本で実がなる」ことを謳って売り出されている品種も、たくさん、たわわに実が実るわけではありません。
ブルーベリー同様、品種の異なる2本以上の木をなるべく近くに植え付けるのが、実付きを良くするポイントです。

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オリーブの受粉は風媒、つまり花粉が風に乗って別の花に届き、
受粉するタイプです。

もしご自宅にオリーブを1本しか植えられない場合でも、お隣にオリーブが植えられていて、
もしそれがご自宅のオリーブとは異なる品種であればラッキー!
そしてお隣さんのオリーブにも実が付くチャンスです(^^)
 

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花粉量の多い品種として挙げられるのが「ネバティロブランコ Nevadillo blanco」という品種。
花期も長く、現在一般的に流通している他のオリーブ品種の花期と重なりやすいので、
オリーブの実を期待する方には、複数本植え付ける中で1本はネバティブランコをお勧めします!

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花粉樹が決まったところで、あとはオリーブをどのような用途で用いるか、です。

広いスペースにのびのびとオリーブを植え、シンボルツリーとして楽しみたい方には「ルッカ」「レッチーノ」「マンザロニ」あたりがおすすめです。
生育旺盛で病虫害にも強く、どれも育てやすい品種です。

ルッカは葉の表面のグリーンが強いのが特徴で、実は小粒。マンザロニは大ぶりで柔らかい実が付き、食用オリーブに最適です。
レッチーノは葉が小ぶり、実も小ぶり。
細やかなテクスチャで観賞価値の高い品種です。

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一方、あまり植栽スペースが取れない場合は、比較的縦方向に枝が伸びやすい「チプレッシーノ」や「ミッション」という品種がおすすめです。

縦方向にもあまり伸びてほしくない場合はコンパクトな樹形が楽しめる「アルベキーナ」。
アルベキーナは抜群の実付きも魅力のひとつです。

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地中海性気候の地で長年栽培されてきたオリーブ。
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好みます。

害虫としてはオリーブアナアキゾウムシという虫が、地際から10cm程度のところで幹に卵を産み付け、その後幼虫から成虫にかけて食害をもたらすことがあります。

株元にはなるべく何も植えず、ゾウムシが樹皮を食べているところを見つけ次第、捕殺するとよいでしょう。
ゾウムシが食事の際に出した「おがくず」を見つけやすくするためにも是非、オリーブの株元はシンプルにすっきりとしておくことをお勧めします。

もし既にオリーブがお庭にある方にも是非!
複数本植え付けてオリーブの実も楽しんでみてください!

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